鈴木健司 “長い距離を楽しく走る”をずっと追い求めてきた

THE EARTH vol.45 から選り抜き!

自らもウルトラマラソンのランナーである、アートスポーツ本店スタッフ 鈴木健司の
ランナーの原点、モチベーションはどこから来るのか?
これからランニングを始める方も、既に始めている方も必見の内容。要チェックです!
 


 

マラソンは速くなくても楽しめる

 
「元々、走ることは好きでした。小学生の頃も持久走が好きでしたし、中学時代も陸上部。ただ、決して速い選手ではなかったです。それでもやっぱり走ることが好きで、高校でも陸上を続けました」地元埼玉の強豪・浦和工業に、一般入試で進学した鈴木さん。“都大路”常連の強豪校で、まわりはのちに箱根駅伝を走るようなエリート選手ばかりでした。高校2年生のある日、鈴木さんにとってひとつのターニングポイントが訪れます。
 
「8月の暑い日、熊谷から学校のある浦和まで走るっていう練習があったんです。距離にして約45km。最初は『鈴木は自転車で並走しなさい』と言われたんですが、『いやいや、やらせてください』と(笑)。駅伝のレギュラーメンバーに混じって、走れることになりました」。季節は真夏。どんなエリートランナーでも、酷暑の中を走るのはハードなものです。しかも、フルマラソン以上の長距離。案の定、「暑すぎる」「腰が痛い」という理由で、ほとんどの選手がリタイアする中、鈴木さんは見事完走を果たしたのです。「自分にとって気持ちいいペースで長い距離を走れることが、とても楽しかった。その時に思ったのは『速くなくていいんだ』と。いい意味での勘違いですよね」
 
思わぬカタチで長距離ランの魅力を知った鈴木さん。「もっと長い距離を楽しく走りたい」と思っていた矢先、雑誌でたまたま存在を知ることになったのが、「サロマ湖100kmウルトラマラソン」でした。自分の知らない土地や未体験の距離へのワクワク感から、大学進学直後に初挑戦する
ことに。
 
「マラソン大会というと、スタートしたらまわりはみんなライバル、という感じでしたが、ウルトラマラソンの雰囲気はまた少し違っていたんです。並走するランナーも未知の距離を一緒に走る同志のように感じられるし、大会のたびに馴染みの顔が増えていったりする。そういう人とのつながりにも魅力を感じましたね」
 
 

衝撃的だったCW-Xとの出会い

 
こうして長距離ランにすっかり魅了された鈴木さん。その後も毎年のようにさまざまな大会に出場するようになるとともに、「もっとラクに走るにはどうすればいいか」を追求していくようになっていきました。「新卒でアートスポーツに入社して、とにかくいろいろなアイテムがあることに驚きました。『コレを使って走ったら、どんなにラクだろう』という発見の連続でしたね」なかでも鈴木さんが注目したのが、サポートタイツでした。
 
「今から24年くらい前、当時CW-Xのタイツがようやくアウターとして履かれ始めた時期でした。それまでタイツといえば、インナーとしての使うのが主流で、『男がタイツを履くの?』という先入観もありましたね」実際に履いてレースを走ってみたら、その快適さに驚いたそうです。まず、翌日の筋疲労が格段に軽くなったこと。次に、レース後半でもしっかり脚が動くこと。そして、ロングタイツなのに暑さを感じないこと。
 
「それと、正しいフォームを意識しやすいこともメリットだと思います。サポートタイツを履くことで、骨盤だけを立てて姿勢を正すように促してくれる。姿勢がよくなれば、結果的に目線も上がるし、走りながら正しい位置に筋肉がつきやすくなる。特にランニングを始めたばかりというお客さまには、今でも強くおすすめしています」
 
 

鈴木さんのランニング人生を変えたCW-XのタイツとZEN NUTRITIONのサプリメント。もちろんアートスポーツでも取り扱い中

ウルトラマラソンのレースでは、もっぱらオンのクラウドを着用。「200kmまではコレで行けます。軽さとクッションのバランスがちょうどいい」(鈴木)

 
 

ランナーは体のケアが大切

 
こうしたサポートタイツをはじめ、体への負荷を少しでも減らすように工夫することは、ランナーとして常に意識すべきポイント。気分に任せて闇雲に走ると、その時の充実感だけで習慣にならないまま終わってしまう人も多いと鈴木さんは言います。
「走る時はもちろん、走ったあとも大切なんです。ストレッチや筋膜リリースで体をケアしてあげたり、走ることで失われた栄養をしっかり補うことも意識してほしいですね」
 
鈴木さん自身も、昔はあまり量を食べられない体質で、レース中に内臓疲労を起こしてゴール後に力尽きてしまい、食事も満足に摂れなくて体が回復しにくいことに悩んでいた時期があったそう。そんな状況を変えるきっかけになったのが、サプリメント「ZEN NUTRITION」です。
 
「“トラ”と“ダルマ”の2種類があって、前者は運動前に飲んで脂肪燃焼をサポートする、後者は運動後に飲んでリカバリーを促す、というのが基本的な使い方になります。僕が内臓疲労に悩んでいることを知ったメーカーの方が『レース中、同時に摂ると効果的だよ』と教えてくれました。どちらもオリゴノールというアミノ酸が含まれていて、それが内臓疲労に効果的であるというエビデンスもあるんです。実際のレースでは、3時間に1回のペースで各3錠ずつ摂りながら走ったんですが、これが本当に効果的でした。脂肪をエネルギーとしてしっかり燃焼させながら、内臓疲労も抑えてくれるので、レース中もちゃんとお腹が空くんです。結局、走りながらも食べて、ゴールした後もブースに残っていたお弁当なんかを食べて、その日の夜も現地のおいしいものをしっかり楽しめました(笑)」
 
走ったぶん消費したエネルギーを、食事でしっかり補う。そういう基本的なことをおろそかにせず、体を確実にリカバリーさせることで、翌日以降も元気に走り続けることができるのです。
 
「僕は高校時代から、速く走ろうと思ったことがないんです。とにかく楽しく走れればいい。そのためには少しでもラクに走りたい。それは走ることを、ずっと続けたいからでもあるんです。ウルトラマラソンの大会に行くと、自分より年齢が高くても元気な人がほとんど。そういう人たちからは本当に刺激をもらえるし、モチベーションにもなる。少しでも長く、楽しく走り続けた結果として、いつか『ウルトラマラソンといえば鈴木健司』と言ってもらえるようになったら、それもまたありがたいことだと思いますね」
 
 
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