日付 2020/08/05
内容 マルチピッチクライミング
所要時間 5時間
オススメ ★★★★:ハード

【大宮店】はじめての瑞牆山マルチピッチクライミング

 

梅雨が明けようやく暑い夏ですね♪

皆様いかがお過ごしでしょうか。

 

 

早いもので大宮店に異動してきてもう5ヶ月目に突入しました。

毎週のように公休はクライミングに向かい、山歩きは2月の赤岳主稜を最後に長らく遠のいてしまっています。

先日の公休はひさしぶりにアプローチ一時間半という山歩きを含めたマルチピッチクライミングに行ってきました♪

 

 

 

仕事終わり夜発で向かったはじめての瑞牆山クライミングエリア。

数年前クライミングを始めた当初から憧れてはいるものの自分にはまだまだ恐れ多いと遠巻きにして眺めていた場所。

連日連夜の雨でガスの中、初日は有名なカサメリ沢を。

濡れている岩を横目に見つつ乾いているところを探してあちこちうろうろ。

 

 

 

コロッセオとコセロックという岩場が乾いていて自分の今のグレード(登攀力)でも取り付けそうな課題があり、tryしてみました。
お昼までしかもたない天気予報も意外と午後までもってくれて、最終回収は雨が降り出す中急ぎ足での回収撤収でしたが、はじめての瑞牆山で内容濃い一日でした。

 

 

 

二日目は今回の遠征の本命、瑞牆マルチの中でも比較的スタンダードな錦秋カナトコルート(5.10a)へ。

みずがき山自然公園から眺めると山頂付近にそびえたつ十一面岩。

体力低下が著しい自分には十一面岩までの山道アプローチの一時間半がなによりも核心でした。。

 

BD社のホールバッグにダブルロープと登攀ギア一式と行動食と水分と諸々。

幕営装備で25キロ担いで歩いてた5年前が遠い昔のように感じられるくらいの体力の衰えを痛感しました。

膝も腰も肩も故障してから山歩きを始めてますが、年々持続維持することの難しさを感じているここ数年。

日頃のトレーニングは重要ですね。。。

 

 

 

山道をひたすら登り、拓けた場所に出ると駐車場から眺めていた瑞牆山の岩峰たちが。

 

 

 

 

 

いつか登りたい十一面岩左岩稜末端壁。

『調和の幻想(5.10a)』

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先週小雨降る中はじめてのクラックのリードを小川山レイバック(5.9)でデビューしたばかりの自分にはまだまだ遠い未来の目標です。。

 

そしてようやく辿り着いた十一面岩左岩壁。

『錦秋カナトコルート(5.10a)』取り付き。

 

 

 

 

ここからは荷物を置いてダブルロープで5-6pのマルチピッチクライミングです。

 

パートナーの他店スタッフ Nくんのリードでクライムオン。
時々ガスったり太陽が見えたり。

誰もいない岩場で黙々とロープが伸びていきます。

時間にしてそれほど長くもないはずなのに、静寂が時間感覚を狂わせより長く感じさせる。。

無線にコールがかかりフォローで自分が登る番。

 

 

 

このルートは基本的にNP(ナチュラルプロテクション)ルートなので、支点もルートもすべて選ぶのはリードするクライマー自身です。

フォローの自分はロープラインに沿って回収しつつ登っていくのですが…

1p目から悪い…というのが率直に感じた感覚でした。

 

単純に自分の登攀力が追い付かないのと、スラブが苦手なのと、朝一身体が硬いのと。。スラブ~オフウィドス。

ワイドクラックの経験がほとんどない自分には初っ端から試練の幕開け。。。

挟まって唸ってみたり、もがいてみたり、身体をずり上げてみてもなかなか上がらなくて時間がかかってしまいました。

 

 

 

 

 

テラスに上がってどうやらひとつ隣のルートに取り付いてたことに気づき、2p目を上がってからカナトコルートへ軌道修正することに。

1-2pは『山賊79黄昏ルート(5.10d)』だったようです。

2p目は到底上がれる気がしなかったのでA0(ヌンチャクを掴んで上がること)で早々にフォローで抜けました。

 

 

 

そしてブッシュ(藪)の中をコンテ(ロープを繋いだまま歩くこと)で上がり、カナトコルート最終ピッチ直下の取り付きへ。

 

 

 

テラスの上から見渡すと山頂の大ヤスリ岩、小ヤスリ岩、カンマンボロンと名立たる瑞牆山を代表するクライミングルートの岩峰たちが。

 

 

そしてここへきてやっとリードできそうな気がするクラックルート。

登れなかったらどうしよう、、、

TO(トップアウト)できなかったらどうしよう。。。

いろいろな感情が入り乱れつつもtry。

ハンドサイズのクラックから一段上がってクラック沿いにカムを決めてく。

 

 

 

チムニーの前で一度ピッチを切ってNくんにも上がってきてもらい、チムニー~オフウィドスへ。

カムを装備してのリードは慣れなくて、ワイドクラックにも慣れなくて。

身体をうまく挟まることも動かすこともままならなくて、必死でもがく。。。

 

 

 

それでもなんとかキャメロット#5を決めてオフウィドスの上へはいあがれた時はやり切った感でいっぱいでした。

 

 

灌木支点でNくんがフォローで上がってくる様子を、こんな風に挟まって登るんだなーと。

一生懸命観察。

ワイドクラックはmentalよりもphysicalと技術が問われる課題だな…

と実感しました。

 

 

 

 

そして最終ピッチはNくんリードでカナトコ岩のてっぺんへ。

スラブの5.7だけど、とことこ歩くように登ってく様子を見つつ、自分の苦手な課題がより明確になった瞬間。

元々スラブは苦手で、細かい粒子にスメアで踏むかエッジで乗るか。

やっぱりスラブができてない自分には5.7でも苦手意識が強くて恐かった。

 

 

自分がリードしてたクラックの方がよっぽど安心感と登れる気がするから不思議。。

グレードはひとが決めたものだからそれほど気にしても仕方ないよ、と言われるけど…

スラブってだけで言いようのない恐怖心と苦手意識が。。

今後のジム課題は徹底的にスラブを練習するしかないとこころに決めた一日でした。

 

 

 

 

カナトコ岩のてっぺんから見渡す瑞牆山の岩峰たち。

はじめての瑞牆山マルチでここに立てることの充実感と、ここまでサポートしてくれたNくんに感謝の気持ちと。

余韻に浸りたいのを我慢して、遠くから響いてきた雷鳴の音を感知して早々に懸垂下降で下山開始。

懸垂下降3pで取り付きまで一気に下降。
はじめての瑞牆山マルチは終了。

 

 

 

下山途中に朝下から見上げた左岩稜末端壁をもう一度見上げて。

いつかここをリードできるようになりたい。

そのためにももっとずっと練習してクラックもスラブも苦手意識をなくせるようにしないとと。

自分自身の課題の再認識を。

 

 

 

 

その前にひさしぶりの山歩きで体力の衰えをより痛感したので、平日の夜ランよりもホールバッグを担いでウォーキングしないと。。

 

 

 

 

 

今回使用した登攀ギアは大宮店でも取り扱っております♪

各メーカーさんからも続々と新しいロープの入荷もしております。

クラックでプロテクションとなるカムも現物を見て触って頂くこともできます♪

 

 

これからクライミングを始めてみたい!という方も。

マルチピッチクライミングにステップアップしてみたい!という方も。

フリーでクラックリードにtryしてみたいという方も。

ぜひ大宮店へ遊びにいらしてください♪

 

石井スポーツ大宮店 登攀担当 ゆき