【2020−21注目スキー情報】フリーライドツーリングスキーの潮流

2020-07-07

注目され始めたフリーライドツーリングスキー!

 

バックカントリースキー経験者であれば、TOURINGと言われればALPINE TOURAT)を思い浮かべると思います。そのスキーは、登攀での使いやすさを重視し、軽量でキャンバー(ベンド)が強く張りがあり、シール登行でグリップを得やすい形状です。もちろん、ロッカーも抑えられていることがほとんどです。ところが最近、フリーライド向けのスキー板の中に、軽量なツアータイプのテイストを盛り込んだスキーが登場し、注目を集めています。その味付け方法はメーカーによって様々ですが、軽量でツアースキーにもフォーカスしつつ、滑走時の操作性を高めているのが特徴です。構造的には、軽量化優先のためサイドウォールも足元だけやすべてキャップ形状だったものから、フルサイドウォールを採用するなど滑走性能に比重を置いた作りになっています。

そんなフリーライドツーリングスキーの注目モデルを紹介します。

 

 

FACTION AGENT3.0

 

同メーカーのDICTATER3.0とサイドカーブが同一の兄弟機種。DICTATER3.0は芯材にポプラコア、さらにデュアルスパンチタナルと全体にメタル素材をラミネートしているのに対してAGENT3.0は芯材も軽量なカルバウッドに変更し片足で230gの軽量化を実現。重量1,720g(180cm)。ツーリングに十分対応できる重量でしっかりとした滑り味が味わえます。かなり硬い雪質でも安心して滑ることが出来るスキーに仕上がっており、FREERIDEの大会でも女子選手がAGENTを使用している例もあります。

サイズ(cm):164/172/180/188
サイドカット(mm)/ラディウス(m):134-106-124/R21(180cm)

 

VÖLKL BRAZE106

 

名機として名高いVÖLKL100eightの後継機種として今期リリースしたモデルがこちら。重量は1,770g(186cm)と軽量。粘りのある木芯と一部にシンセティック素材を使ったハイブリッドマルチレイヤーウッドコアを採用し軽量化しながらも粘りのあるたわみを実現しています。足元だけチタナルメタルを入れたことで振動吸収や硬いバーンにも対応。フリーライドスキーの味付けで軽量なモデルに仕上がっているので日本のパウダーを中心としたバックカントリーシーンでは使いやすいスキーに仕上がっている注目モデルです。

サイズ(cm):165/172/179/186
サイドカット(mm)/ラディウス(m):146-106-128/-(186cm)

 

DPS PAGODA TOUR 106C

 

カーボンスキーで有名な同社の技術力の高さを感じさせるニューモデルがパゴダツアーです。軽量化するための軽量な芯材を使い補強するためにカーボン素材を使っていますがカーボンスキーの弱点としてスキーの返りが早く強いスキーになるためどうしても雪面とのコンタクトが悪くなり荒れた斜面ではバタつくことでスキーコントロールが難しくなってしまう傾向にあります。DPSはついに最先端のカーボン素材と数種類のウッドコアの積層方法を変えることで今までにないフィーリングのカーボンスキーの製造に成功しました。重量はなんと11,44,g(179cm)と軽量でありながら、ハイスピード領域でもスキーの振動が少なく安定したスキーイングを楽しめます。軽いスキーでの滑走に不満を感じていた方に特におすすめしたいモデルです。

サイズ(cm):155/163/171/179/184
サイドカット(mm)/ラディウス(m):132-106-119/R19(179cm)

 

BLACKDIAMOND HELIO CARBON104

 

こちらは非常にソフトな乗り味が特徴のフリーライドツアーモデルです。ATスキーの元祖軽量メーカーですがここ数年の製品の品質には目を見張るものがあります。ヘリオカーボンはプリプレグカーボン(シート状のカーボン)とパウロニアウッドをフルサイドウォールによるサンドイッチ構造で組み上げたスキーです。軽量なスキーは強度を上げるためにスキーのフレックス(たわみ)を硬く設定するのが一般的ですが、カーボン素材を使いながらも非常にしなやかなたわみを実現しています。重量は1,450g(178cm)とこちらも超軽量です。

サイズ(cm):166/172/178/184
サイドカット(mm)/ラディウス(m):131-104-118/R22(178cm)

 

ATOMIC BACKLAND107

 

まさにフリーライドツアースキーをけん引したスキーといえるでしょう。重量は1,550g(184cm)と軽量。パウダーシーンから春のザラメまで一台でこなすことが出来る汎用性が魅力。太過ぎず細すぎないサイズ感が絶妙サイズでベストセラーモデルとなっています。

サイズ(cm):175/182/189
サイドカット(mm)/ラディウス(m):137-107-124/R18.5(182cm)

 

 

 

いずれも従来のPOWDER FREERIDE SKIの中心的なサイズスペックであるセンター幅107mm前後、重量平均2,000g(185cm)と比較し300gから500gも軽量で滑走性能にも優れたモデルとなっています。

 

ハイクアップして楽しむスタイルのバックカントリーの中でツリーランや様々な雪質に対応しながら自在な操作性で楽しめるスキーとなっておりエキスパートのみならず幅広い技術レベルの方に対応可能な点も特徴となります。各モデルのスペックなどはSIEGERのP.102〜P.109のフリーライド&バックカントリースキーページにも掲載されていますので、あわせてお読みください。

 

レポート:札幌西インター店 小山内春人

 

 


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