トレーニングレポートvol.3 石井スポーツアルピニスト基金

4月中旬、山梨県と長野県にまたがる「甲斐駒ヶ岳黒戸尾根」にて、モンブラン登山に向けたトレーニングを行いました。

 

【1日目】

竹宇神社(甲斐駒ヶ岳神社)駐車場に8時集合。

 

今回の講師は以下社内ガイド
・山岳ガイド 角谷 道弘(Mt.石井スポーツ神戸三宮店)
・山岳ガイド 佐藤 祐樹(Mt.石井スポーツ松本店)
・山岳ガイド 奥田 仁一(Mt.石井スポーツ大阪本店)

 

そして、地元在住の国際ガイド棚橋氏の4名で向かいます。
前回、西穂に参加いただいた今井ガイドと同様、棚橋ガイドも実際にモンブランに同行していただく予定です。

 

神社で各自参拝をして出発。お天気は快晴で、ペース早く歩くとかなり暑く汗が出ます。冬ではなく、春の山になったことを実感しました。

 

登りはじめ1時間くらいは全く雪はなく夏山と同様ですが、しばらくする雪解けの水が登山道を泥沼化し、靴やズボンのすそがドロドロになりました。

 

途中、崖になったところで、ムンター(※)での吊り下ろし、引き上げシステムのトレーニングを行いました。

 



登行を再開すると、登山道に凍った雪が結構出始め、アイゼンを装着。


刀利天狗直下あたりから、アンザイレン(※)し、鎖場(※)やはしごの個所で中間支点をとりながら行動したり、ビレイ(※)を入れながら素早く安全確保する訓練を続けながら、長い長い黒戸尾根七丈小屋にようやくたどり着きました。

 


【2日目】

 

小屋で用意していただいた朝弁当を食べて、5時過ぎ出発。

 

昨日と同様メンバー同士でアンザイレン(※)して行動。最初は風が強かったのですが、2ピッチ目くらいから弱まりました。


天気も予想より崩れず、富士山も見えました。

 

穏やかな稜線上を順調に登行し甲斐駒頂上に着きました。写真撮影を手早く済ませ、早々に下山にかかります。

 

小屋にデポした(※)荷物を回収し、ところどころ難所ではビレイ(※)を入れ慎重に下ります。

 

登りで利用した崖で、懸垂下降からの3分の1引き上げを訓練後、下山を再開。
駐車場に降り立った時には足元はドロドロでした…。

 

 

 


※ムンター
ムンターヒッチ。ビレイデバイスがなくてもカラビナ1枚でビレイや下降ができるなど万能なロープワークと言える。
別名ハーフクローブヒッチ、半マスト結び、イタリアンヒッチ。

 

※アンザイレン
二人以上が相互確保のためにザイルで体を結びあうこと。片方が墜落したときに、他方がザイルを使って墜落を食い止める。

 

※鎖場
縦走路などで、険しい岩場などに、安全のために鎖が取り付けられている場所。

 

※ビレイ
確保。墜落を防ぐために、ロープなどを使って安全手段を講じること。

 

※デポした
ザックやスキーなどの荷物を一時置いておくこと。

 

 

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