日付 2018/10/11
内容 映画
店舗 吉祥寺店 田中
所要時間 2時間
オススメ おすすめです

映画「ウインド・リバー」感想

Mt.石井スポーツ吉祥寺店 田中です。

この度、弊社が協賛しているスリラー映画「ウィンド・リバー」を観てきました。

ポスターにあった宣伝文句「 なぜ、この土地(ウインド・リバー)では少女ばかりが殺されるのかー」
果たして、この問いに答えはあるのでしょうか。
大きなネタバレは避けつつ、感想を書きたいと思います。

舞台はネイティブアメリカンが追いやられたワイオミング州の雪深い土地、ウィンド・リバーで、
プロローグでは若い女性が裸足で寒々しい雪の大地を駆け抜け、血を吐いて倒れます。

ミッション・インポッシブルやアベンジャーズでお馴染みのジェレミー・レナーが演じる
主人公のコリー・ランバートはFWS(合衆国魚類野生生物局)のハンターをして生計を立てています。
ハンティングの途中で若い女性の死体を発見したコリーは、地元警察局と相談し、FBIを呼びますが
極寒地に派遣された新人捜査官ジェーン・バナーは、ワイシャツと
FBIと書かれたウィンドブレーカーを羽織っただけの格好で、寒さに震えています。
その姿を見たコリーたちに「ナメてる」と評されてしまいます。
アウトドアショップ店員の端くれでもある自分も思わず「それはダメ」と心の中で突っ込んでしまいました。

物語が進むにつれ、登場人物の複雑な事情が垣間見えてきます。
とある人物のセリフ「俺だって自分がイヤだ。だけど… 怒りが込みあげて世界が敵に見える。この感情が分かるか」
に対してコリーの「分かる。でも俺は感情の方と戦う。世界には勝てない」というセリフのように
それぞれがそれぞれの心に深い悲しみと闇を抱えて生きているようです。

コリーが不慣れなジェーンに捜査を協力する理由を語るシーンでは、思わず胸が詰まります。

終盤、物語は一気に収束し、事件に関わった登場人物らは思い思いの心情を吐露します。
自分の感情と戦い続けたコリーと被害者の父親の会話のシーンは、優しくも哀しい気持ちになります。

「 なぜ、この土地(ウインド・リバー)では少女ばかりが殺されるのかー」。
この問いに作中において明確な答えは出ませんでしたが、「弱者が更に弱者を虐げる」という
ネイティブアメリカン保留地という閉鎖的構造への問題意識ということに他ならないと感じました。

検視シーンや激しい銃撃戦、レイプシーンのような衝撃的な場面もあるため、万人にお薦めできる映画とは言い難いですが、
心に残る名台詞や名シーン、思い返すと散りばめられた数々の伏線、久々にもう一度観てみたいと思わせてくれた作品です。
すでに上映している館は多くありませんが、ご興味の湧いた方は是非、どうぞ。

 

最後に・・・作中でも大活躍したワカンとスノーブーツは11月頃に入荷いたします。ぜひ、Mt.石井スポーツにご来店下さい

 

※画像は映画「ウインドリバー」公式ツイッターより借用いたしました