「白馬国際トレイル2018」参加してきました!
9月8日の「白馬国際トレイルラン」事前受付会場
こんにちは立川店バヤシです。
今回は9月9日(日)に開催された「白馬国際トレイルラン」のレポートをお届します!
石井スポーツ&アートスポーツで共同出店しました!
あいにくの雨の中、暗くなるまでとても賑わった出店ブース
9月7日に白馬入りし、8日は大会に参加する選手の便宜の為に石井スポーツとアートスポーツ、協力してくれたメーカーさんと共同出店しました!
時折ふる激しい雨の中、雨漏りと戦いながら装備の買い足しや、忘れ物を買い求める選手の方の対応をしました。人ごみの中でも何人かの東京のお店の常連さんにもお会いできました!
いよいよ大会当日!そして雨は降り続けた!!
スターターを務めた鈴木大地スポーツ庁長官
なんと大会会場にスポーツ行政のトップ鈴木大地スポーツ庁長官が登場!
そしてロングがスタート!
降りしきる雨に暗い表情の選手たちを前に鈴木長官が軽妙なトークで盛り上げてくれました!
ちなみに白馬国際トレイルランは以下の4つのカテゴリで開催されました。
◇ロングコース(52.32km・累積標高2779m)
◇ミドルコース(36.21km・累積標高1761m)
◇ショートコース(22.34Km・累積標高1017m)
◇ファミリー&トライアルコース(5.27km・累積標高193m)
選手ひとりひとりにハイタッチ!
白馬国際トレイルランはハイタッチに始まりハイタッチに終わる
鈴木長官は7時スタートのロング、8時スタートのミドル、10時スタートのショートのスターターを務めた後はなんとファミリー&トライアルコースでご家族と走られたとのことです!
精鋭「チームISG」参戦!!
左よりICI松本店庵原、アートスポーツ高尾店石橋、ICI立川店平林
大会当日直前までブースのお手伝いをした後、この3人のメンバーでショートコースを走らせていただきました!
チームISGロケットスタート!?
10時にショートコースもスタート!
白馬の目抜き通りを声援を送られながら走りだしました!
長野五輪の象徴!白馬のジャンプ台を駆け抜ける!!
街を通り抜けると巨大なジャンプ台に目を奪われます。
98年の長野五輪の会場になった白馬の象徴長野県白馬ジャンプ競技場です。
ジャンパーが次々に空を舞う!
雨のこの日もしきりに選手がジャンプしていました!
すごい迫力で思わず見入ってしまいます!
雨は強さを増し川が濁流に!
ジャンプ台を後にして再び街を通過。白馬大橋を渡るといよいよロードからトレイルに入ります。川は濁流になって轟々と流れいています!
やつと最初のエイドに到着!
最初の補給ポイント「岩岳里山エイド」に到着!
スポーツドリンク、コーラ、水はマイカップで飲み放題!
おにぎり、バナナ、アンドーナツ、種抜き干梅、白馬漬も食べ放題!
聞いていたとはいえ、エイドの充実ぶりにビックリ!食い意地をはって全種類完食!食べるときに食べておくのマイポリシーです。
ゴンドラリフトを潜ると泥んこ道に!
ベチョベチョのダートをズルズル滑りながら登るとあっけなくロードに。
第二のエイドに到着!
拍子抜けするぐらいすぐに2番目の「おかるの穴エイド」に到着!
いつもならコーラの禁断症状と戦いながら走る所ですが、この大会では好きなだけ飲めちゃうのが嬉しい!
この先からこのコースの核心部に入るのでここでもしっかり補給します。
道も橋も水没!
ところどころ淵のあるベチャベチャの林道を登りつめるといよいよ岩岳山への登山道。
沢に架けられた橋はこの通り水没しています!
沢と化した登山道を登ります!
登山道はこの通り!もはやプチ沢登状態です!!
沢を過ぎると今度はベチョベチョの泥んこの急坂をひたすら登ります。
まもなく絶景ポイントの岩岳山頂!
4つのカテゴリは色分けされて案内板が設置されています。岩岳山頂はロング、ミドル、ショートの3つのコースが通過するコース最大のビュースポットです。
岩岳山頂スカイアークエイドに到着!
本コース最高所の1290m岩岳山山頂のエイドは一番豪華なメニューが用意されていました!
そば、うどんに加えレッドブルまで飲み食べ放題で胃袋がノックダウンしそうです!気温は14℃ほどでレインを着ていても休憩していると寒いぐらいでした。
絶景ポイントで記念写真!
今までの大会だと青空の下に白馬の街が眼下に見える絶景ポイントもこの通り!なんにも見えずがっかりです。
エイドでは泥だらけになった選手が水をかけてもらい、泥まみれの手や足を洗ってもらう姿が多くみられました。しかし、この先には更なる難関が待ち構えていようとは・・・
快適なトレイルを一気に駆け抜けます!
夏の間はMTBのコースになっているゲレンデの快適なトレイルを一気に駆け降ります!
いよいよ最大の難所に突入!
快適なトレイルからシングルトラックの緊張を強いられる難所に突入!
天狗の庭といわれるところからズルズルのドロドロのトラップ区間が始まります。
転倒して怪我をした選手を発見!
現場にはマーシャルやスイーパーなどの大会役員の方、自分のレースを中断し協力してくれる選手が集まりました。
まずは座ってもらいサバイバルシートで低体温症を防ぐために保温。なんとラッキーな事に、今大会のゲストランナーであり医師でもある福田六花先生がたまたま居合わせたので手際よく診断と応急処置をしていただけました。
枝を副木にして足を固定!
負傷した選手は大腿骨骨折の重傷。自分の装備や役員の持っていたホワイトテープや三角巾で足を固定し応急処置をしました。
本部とも協議し、このままここで救助を待つと時間もかかり寒さで体力も奪われてしまうので、この下の車が入れる林道まで搬送することになりました。
レスキューポイントまで搬送開始!
現場は階段もない滑りやすい急坂で、担架搬送するにはあまりにも危険な状態。背負い搬送するにも負傷部位がネックで、ストックで松葉杖を作るも急斜面でうまく歩けず、両肩を2人で支える「支持法」で掛け声をかけながら慎重に下りました。
もしもに備え簡易ハーネスで確保!
持参したソウンスリングで簡易ハーネスを作成し、バランスを崩して転倒しないようにロープで確保しながら慎重に降ります。コース最大の難所「犬の寝床」の324段の階段も何度か休憩をはさみながらなんとか突破しました。
無事救護車に引継ぎ完了!
高低差約200mを1時間10分ほどかけて林道に到達!
待機していた救護車に引継ぎ、さらに林道を下山後に救急車に引継ぎ大町の病院まで怪我をしてから約2時間ほどで病院到着とスピーディーに対応することが出来ました。
そしてレース復帰!
救護に引き継いだ後は再びレースに復帰!
往路で通った岩岳里山エイドを通過し、フィニッシュに向けてラストスパートします。
なんとか無事フィニッシュ!
なんとかフィニッシュに到着!
先ほど上でレスキューをしていた六花先生はレースをリタイヤし救急車への引継ぎまで同行。一足先に本部に戻られていました。
今回持参した装備はコチラ!
今回スイーパーとマーシャルの大会スタッフと、一般の選手の方7人で即席チームを作り救急隊の到着を待つことなく速やかに搬送することができたのは不幸中の幸いでした。
今回は一般のエントリーでしたが、もしもの時に応急処置や、搬送、ビバークが出来るように以下の装備で挑みました。
・サバイバルシート:ヒートシート「エマージェンシーブランケット」×2
シルバーとオレンジのリバーシブル仕様の繰り返し使えるサバイバルシート。低体温症の防止だけでなく、シルバー面を上に向ける事で熱を反射するので熱中症にも有効。対空標識にもなる必須アイテム。要救助者ともしものビバークに備え2個持参。
・テーピングテープ:ニチバン「38mm非伸縮ホワイトテープ」
捻挫や骨折の際の患部の固定など多目的に使える。伸縮タイプのテープは怪我の予防には有効だが、患部の固定には不向き。
・補助ロープ:エーデルワイス「パワーロープ6mm」×10m
耐荷重750kgのお助けヒモ。ちょっとした引き上げや、救護の際の確保などに使える最低限の強度を持ったロープ。トレラン時にも必ず持参するアイテム。
・安全環付カラビナ:ペツル「アタッシュスクリューロック」×2
多目的に使えるHMS型の軽量カラビナ。ムンターヒッチと組み合わせる事でビレイやラペリングも可能。2枚持参。
・変D型カラビナ:ペツル「アンジュL」
持っていても負担にならない超軽量カラビナ。60cmのスリングと合わせてフリクションノットで登降器の代わりにも使える。
・180cmソウンスリング:ロックエンパイヤ「オープンスリング180cm」×2
支点の構築やアブミの代用、フルボディーハーネスなどを作れる輪になった強度の高いテープスリング。
・60cmソウンスリング:マムート「コンタクトスリング60cm」
ダイニーマ製の超軽量ソウンスリング。チューブ状でしまりが良く使い勝手がいいスリング。
・ペットボトルのフタ
傷口洗浄用に小さい穴をあけたフタ。泥などで汚れた傷口を水圧で洗浄する際に使用。
・ポイズンリムーバー:「アスピブナン」
吸引力の高い毒の吸い出し器具。手を離しても吸引し続けるので便利。蜂や蚊、蛇にかまれた際に必須のアイテム。
・手鏡:モンベル「ステンレスミラー」
自分では確認できない頭部などの傷口の確認や、救助信号用として割れないステンレス製の鏡を愛用。
・三角布
止血や患部の固定など多目的に使える三角形の万能包帯。
・医療用手袋
感染症の予防や衛生のために使用する手袋。
上記のような装備を自分は必ず山に入る際は持ち歩いています。しかしこんなに持つのは大会などでは現実的ではないと思います。しかし極限まで装備を切り詰める場合でもサバイバルシートだけは必ず持って欲しいアイテム。救助が来るまでの保温はもちろん、裂いて包帯の代用として止血や固定にも使えるなど、工夫次第で色々使える便利なアイテムなのでたとえライトな大会でもポケットに入れておくと安心です!
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白馬国際トレイルランは自分の体力に合わせた4つのエントリーで上級者からファミリーまで楽しめるユニークな大会。各所に応援スポットが設けられ、バスツアーやスタンプラリーなどが組まれており、選手だけでなく応援の方も楽しめるようになっています。コース沿線での暖かい声援とハイタッチなど全村一体となってホスピタリティーにあふれるとても魅力的な大会でした!
最後に、負傷された選手のいち早い回復をお祈りしています。ぜひ来年の白馬でお会いしましょう!!
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