靴作りはICIの原点
ICIは、もともとは紳士靴を作るシューズメーカーだった。その当時、お客さんに登山靴を作ってほしいと頼まれて、登山靴を制作。これが、きっかけとなり、現在の登山専門店へと成長した。
現在でも登山靴を生産、修理するための自社工場をもつ。その修理の過程を取材した。

修理工場のベテラン
修理を担当するのは、中真人さん。この道30年のベテランだ。
今回は、登山靴のソールの張り替えを中心に、エリの交換などを見せてもらう。

「ソールの張り替えは、種類にもよりますが、だいたい1日、5足から8足くらいは可能です」という。何でもないように語るが、これはかなり速いスピードだ。新人の職人さんだと、1日で1足も完成しない。
「ソールの張り替えができるモデルだということをポイントにして靴を選ぶお客さんも多いようです。それだけ、1足の靴に対して愛着を持って使っていただけるということでしょう。だから、修理は、手間をかけてしっかりとやっています」
さりげなくこなす作業、たとえば、ソールを剥がす、ボンドを塗るなどの行程は一見、簡単そうに思えるが、実はこれも熟練のワザ。「今日は、ボンドの乗りがわるい」とベテランはつぶやくが、素人にはその違いは全然わからない。
さらに、中さんは靴を見ただけで、使っている人の履き方がわかるという。そして、それに合わせて修理をする。
修理が終わった靴は、見事なまでによみがえる。
こうして、長年、愛用し足に馴染んだ靴は捨てられることなく、また、山で活躍するのだ。
取材:THE EARTH 編集


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ICI石井スポーツ靴工場のみなさん


左から畠山さん、中さん、森田さん。
お疲れ様でした



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