| ■Giardia Lamblia
(ジアルディア・ランブリア)
ジアルディア・ランブリア鞭毛虫と呼ばれる寄生虫が水の中にいて人間に感染します。
この寄生虫は動物たちの多くが体内に宿し、魚類、鳥類、爬虫類、哺乳類でも見つかっています。
この寄生虫は2段階のライフサイクルを持っています。活発な第一段階は栄養型と呼ばれ、栄養を取りながら繁殖します。
第二段階は休眠状態の包嚢の働きで、この包嚢も便とともに排泄されるが、耐久性があり、外部の環境でも生き抜くことが出来て、とりわけ冷たい水の中では包嚢は何ヶ月も生き続けることができます。
このわずかな包嚢が人の腸に取り込まれるだけで、感染を引き起こします。
このジアルディア症は、自然界においても人間の体内でも、なかなか根絶しない病気で、致死性はないものの、体を衰弱させる不快な症状を起こし、慢性化することが多くなっています。
今のところ海外旅行者からの発病の報告が多いものの、厚生労働省の水質関係情報では、国内の河川で検出されている情報が見られます。
症状として下痢があげられ、1日5〜10回の排便があり、悪臭を放つ緩い、大量の大便。さらに吐き気、嘔吐、食欲不振、頭痛、微熱を起こす場合があります。激しい症状は7日から21日ほど続く場合があり、慢性的になったり、ぶり返すこともあります。
■Cryptosoridia (クリプトスポリジウム)
クリプトスポリジウムは人間や哺乳動物(ウシ、ブタ、イヌ、ネコ等)の消化管内で増殖し、感染症をもたらします。これらの感染した動物の糞便に混じってクリプトスポリジウムのオーシストが環境中に排出され、オーシストを経口摂取することにより感染症が拡大します。クリプトスポリジウムの複雑な発育環における虫体の一つをオーシストと呼びます。
潜伏期間は4〜5日程度。感染すると、腹痛を伴う水様下痢が3日から1週間程度持続し、嘔吐や発熱を伴うこともあります。
北米ミルウォーキーで40万人以上が感染した事例など、海外でいくつかの事例が報告されています。
これらの寄生虫の除去方法としては、膜濾過法、緩速濾過法、急速濾過法等の物理的方法と、ウィルス、バクテリア、各種菌類を不活性化する方法があります。 |