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シュラフでの睡眠の快適性は、シュラフ自体の性能だけで決定されるわけではない。シュラフは保温というパートを受け持っているだけ。快適な睡眠のためには、断熱やクッションというパートをクリアすることが重要だ。そして、その2つのパートを受け持つのがマットである。
マットには、熱を地面に逃がさないための断熱効果がある。この断熱がしっかりとクリアされていれば、シュラフはその適合範囲の温度帯をしっかりカバーしてくれる。
そしてマットのもうひとつの役割が、寝心地の良さの確保。地面のデコボコをマットが吸収し、均一で滑らかな接地感とソフトなクッションの役割を果たしてくれる。
「保温」「断熱」「クッション」、この3つが揃ってはじめて、シュラフによる快適な睡眠が約束されるのだ。 |
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シュラフカバーには、シュラフ内のデッドエア(温められた空気)を閉じ込めるとともに、熱の放出(ヒートロス)を防止し、「保温性を高める」という働きがある。そして、もうひとつの働きとして「濡れや汚れからシュラフを守る」ことがある。雪山でのテント泊を経験した人はわかると思うが、テントの中には、注意していても雪が入ってしまう。すると雪は溶けて大切なシュラフを濡らすことになる。もちろん、ほんの少しの水滴なら気にするまでもないが、地面側のシュラフ面にじっとりと濡れが広がってしまうと、やがては羽毛を濡らすことになってしまう。
こうした外からの濡れに対してシュラフを守るのがシュラフカバー。ただし、その役割には、もうひとつ重要な機能が求められている。それは、身体から発散される水分を外に放出すること。これができないと、シュラフカバーの内側が結露し、多くの水滴により逆にシュラフを濡らしてしまうことになる。こうした機能に最適な素材と言えば、ご存じゴアテックス。人間の皮膚から一晩に発散される驚くほど多量な水分も、外からふりかかる水も、ゴアテックスのカバーなら、シュラフの性能低下を防止することができるのだ。 |
| ダウン |
ダウンはグース(ガチョウ)やダック(アヒル)などの水鳥の胸毛で、天然のエアコンディショニング効果があり、体からの熱を効率よくキープ。ロフトの回復力も高く、耐久性にも優れている。保温性や収納性は鳥の成長度や羽毛の部分、産地、さらにブレンドの具合によって異なる。ダウンとフェザーの割合やフィルパワーなどが保温性のポイントとなる。 |
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| 化 繊 |
| 化繊はダウンに比べて重く、かさばるのが難点であったが、最近ではシュラフに求められる保温性、透湿性、耐久性、コンパクト性、ロフト性を高度に発揮する新素材が採用されるようになっている。中綿に吸水性がないので、速乾性にも優れ、特に沢登りやバイクツーリングなどに有効。手頃な価格も魅力だ。 |
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| シングルキルト |
アウターとインナーの生地を直接縫いつけるシンプルな構造。中綿は崩れないが、中綿が少ない縫い目の部分から冷気が入り、ヒートロスが多く保温効率は低くなる。 |
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| ダブルキルト |
保温性を高めるために、縫い目をずらしてシングルキルトを二重にしたもの。縫い目から冷気がダイレクトに入らず、内側の空気も逃げにくいので保温効果がある。ただし、ボックスコンストラクションより重くかさばる。 |
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| ボックスコンストラクション |
縫い目の部分を改良し、チェンバー(ダウンが入る部屋)の境に隔壁をつくり、箱型にした構造。ダウンの厚みが一定になって保温性が向上し、軽量・コンパクト化も可能になった。 |
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| 瓦葺き構造 |
ロフト性と断熱性に優れたオリジナルのシュラフ。パイネ エクストリームシリーズの採用構造で、中綿が屋根瓦のように重なっており、軽量・コンパクトでありながら高い保温力を発揮する。 |
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