【 スタッフリレー通信 vol.1 】目指せ!外岩通算100段への道 太田店 三橋さん

 

 

 

 

石井スポーツの店頭に立つ毎日スタッフには、「アウトドアを始めたばかり」から「この道何十年の大ベテラン」「国際的スポーツ大会出場経験者」まで様々な方がいます。が、得てして「山ヤ」は自分が成し遂げたことは大袈裟には言わないもの。このコンテンツでは、そんな寡黙な、だけど実は面白いスタッフたちの「プライベート」な一面を掘り下げていきます。

※在籍店舗及び記事内容は投稿当時のもので現在は異なる場合があります。予めご了承ください。

 

 

 

 

今回は、石井スポーツ公式登山・アウトドアTwitter へこちらのシリーズを投稿をしてくれている、太田店 三橋さんにお会いして話を聞いてきました!

 

太田店 店舗情報はこちら

 

 

 

 

|| 太田店 三橋さん 

 

はじめまして。太田店の三橋(みつはし)です。東京都出身、44歳です。約14年前に石井スポーツに入社し高崎店(現在は高崎前橋店)に配属になりました。それからずっと高崎にいましたが、昨年の春頃太田店に異動になりました。

 

実は石井スポーツに入社する前、アートスポーツODBOX(現在は「本店」)に勤めていたこともあります。また大学時代からずっと「カヤック」をやっており、熱中するあまりニュージーランドで「修業」していた時期もありました。少し長い話になるかもしれませんが、ぜひお付き合いください。

 

 

 

 


 

|| まずは、石井スポーツに入社したきっかけを教えてください

 

はい。まずは、先ほど話した通り、大学時代からずっとカヤックをやっていました。それはアートスポーツに入社した後も続けていて、仕事のある日も休みの日も、川の水量コンディションが気にならない日はありませんでした。
4年ほど勤めたあと、思い切ってアートスポーツを退社し、ニュージーランドに行って本格的にカヤックをやる!と決めました。

 

ニュージーランドでの生活も楽しかったですが、少し経ってやはり日本に帰ろうと決めて。戻ってきて、またアウトドアに携わる仕事が無いか…と探していました。そんな時、石井スポーツの求人を見かけて、「各分野のプロがいる石井スポーツなら!」と魅力を感じて、面接を受けることに決めました。

 

さて、めでたく面接には通ったのですが、「宇都宮店か高崎店、どっちに配属したい?」と言われました。私は生まれも育ちも東京出身で、配属先が「まったく土地勘のない栃木か群馬しかないのか!?」とかなり悩みました(笑)でも、カヤックを続けていたので、水上と長瀞が近い高崎なら….と思い、高崎に決めて引っ越ししました。

 

 

 

|| 入社したあとも、カヤックは続けられていたんですね

 

はい。そのほかに、温泉が好きというのもあります。高崎からはたくさんの名湯にアクセスできますからね!また、高崎をはじめ群馬はいろいろな山に囲まれた地形ですよね。特に「榛名山」に登るのにはまって、一時期「榛名山経由出勤(登山→温泉→出勤)」というのもしてました。さすがに体を痛めてやめましたが(笑)

 

フリースタイルカヤックで「Loop」という技を決める三橋さん。エクストリーム出社もこなします。

 

 

 

|| Twitterに投稿されている「100段への道」についてお伺いします。まずは、クライミングはいつから始めたのですか?

 

いまの高崎前橋店が高崎店だったころからだから、8年程前になるでしょうか。
クライミングをはじめたきっかけは、高崎で結婚して家庭をもつようになり、「家族がいるのだから、危ない事は控えようかな」と思った事です。

 

先ほど述べた通り、私は独身時代からずっとカヤックの【フリースタイル】でやっていました。雨の日も雪の日もお構いなしですし、時には激流や滝に突っ込んでいくようなこともあります。見ている人が「人が溺れている」と騒ぎになりかけたことも(笑)

 

フリースタイルの魅力は川の水量や流れを見極め、それらを紡いで流れを操るところ。「流れとの協調」が肝なんです。いつでも危険と隣り合わせのスポーツです。なので少し抑えようかな…という想いに至りました。

 

 

そんな時、近くにクライミングジムがあることに気づきまして。仕事のスキルアップに繋がるかもと思い始めてみたら、すごく楽しかったんです。カヤックは「変化する環境を利用し適応する」スポーツですが、クライミングは「固定された環境に合わせ自分自身を変える」スポーツ。その真逆のアプローチが新鮮で、みるみるはまっていきました。

 

 

 

|| 外岩ではなく、ジムから始められたんですね。

 

そうです。でも実を言うと、外岩(山の中や自然公園などにある、クライミングに適した岩場)を登るのは危ないからNG!と奥さんに禁止されていたのが大きいです(笑)
なので家庭環境が整うまで待ち、単独では挑まないなど外岩に挑む際の「ルール」を家庭内で取り決め、万が一の際の保険にも入り、やっと「お許し」を貰いました。約4年前の話です。

 

 

 

|| どんな方をお誘いして行っているんですか?

 

登山学校のボルダリング講習に来てくださる生徒の方や、趣味の知り合い、もちろん石井のスタッフと行くこともあります。

 

ボルダリング講習をしていると、何度も通ってくれる生徒さんもいらっしゃいます。中でもより熱心な方は、「クライミングコンペ」を目指すことをお勧めしています。目標があると「遊び」から一段階アップして、生活にメリハリができますしね。いま、自分がどのくらいの「レベル」であるかというのを測るのに、クライミングコンペは最適なんです。

 

私自身もコンペには出ているのですが、外岩にも目標が必要です。人物に例えるならば、私が心の中で「クライミングの師匠」と呼んでいる、立川の竹内店長などです。
ボルダリング・クライミングが本当に好きで、さらに良いバランスでそれを仕事に活かせている。あの人は本当にすごいと思います。尊敬していますし、今でも背中を追いかけています。

 

「以前よりシューズの取り扱いが大分増えました」というクライミング用品売り場

 

 

 

|| 「100段への道」チャレンジを始めたきっかけを教えてください。

 

会社から「SNSへの投稿をお願いします」という指示があり、自分にその仕事が回ってきました。投稿するためにどんなネタを作ろうか・・・と考えていた時、「外岩通算100段」チャレンジを思いつきました。

 


「通算100段」とは:
「段」というのはいわゆるグレード、登る岩場の難しさを表したものです。簡単な方から8級、7級、6級・・・と数え、1級を超えると「初段」となります。初段の上は2段、3段と数字が増えていきます。例えば「初段」の課題にチャレンジし、クリアしたら「1」とします。その次に2段をクリアできたら「1+2=3」となります。これを合計が100になるまで行うことを「通算100段」チャレンジと称します。

 

「通算100段」チャレンジ自体はたくさんやられている方がいて、あまり珍しいものではないんですが、普通に接客業の仕事をしていて、家庭も制約もあり定年も近い自分が、それをやったら面白いのでは?と思いつきまして(笑)これが「定年が先か、体が壊れるのが先か?!」というキャッチコピーの元になっています。

 

後は、何かしら自分がやっていたことの軌跡を残したい、と思いました。動画なら世に残りますからね。

 

 

 

|| チャレンジ中の撮影はどうしているのですか?

 

ほとんど自撮りです。アプローチシューズを脱いだらそこにスマートフォンを突っ込んで撮ってます。もしくは「木」に協力してもらうかですね(笑)

 

自撮りなのでちゃんと取れていないときもあって、チャレンジには成功したのにカメラに全く映っていなかった時は「あーー!!!」となります(笑)つい先日もありました。撮りなおしたんですが、その日2回目は成功しませんでした。

こちらがその様子

 

 

 

|| 三橋さんにとって、クライミングの魅力とはなんですか?

 

誰かと一緒にやったり、コンペに出たり、はたまた一人で黙々と難しい課題に挑戦し続ける方もいます。天気に左右されない室内でやる人、自然に囲まれた外岩に挑む人、色々なスタイルがあるのが「クライミング」というもので、その懐が深いところが魅力だと思います。

 

上級者がヒョイヒョイ登っていくのを見ると、とても簡単そうに見えるんですよね。だけど、やってみると難しい。自分の体の使い方を理解していないと、なかなか課題がクリアできない。奥が深いスポーツだと思います。

 

「自分と岩との勝負」ですよね。外岩は基本的に不動で、いつまでも同じ姿であり続けます。もちろん自然なので環境によって動いたり削れたりすることはありますが、クライミングジムのように壁ごとホールド取り換えということはなかなかない。だから、自分が成長して挑み続けるしかないんです。

 

 

 

あと、難しい課題をクリアすると、みんな褒めてくれるから楽しいですよ(笑)「わーっ!すごい!」と言って拍手をもらったり、ハイタッチしたり。普段の生活でそこまで賞賛されることは中々ないですからね!
そして登り切った時は「昨日の自分よりも進化した」という感覚、達成感を味わうことができます。

 

今からはじめる方は、ジムもいいですが外岩も楽しいのでぜひチャレンジしてみてほしいですね。岩と向き合いながら、自然も感じながらやるのでリラクゼーション効果もあると思います!

 

 

 

 

|| 最後に、今後のチャレンジについて教えてください。

 

今は100段のうち21段目です。あと79段あります。
いま腰を痛めてしまっているので、まずはそれを治すのが先決ですね(笑)。

 

チャレンジの見どころとしては、投稿の「間隔」に注目してほしいです。もし間がすごく空いていたら、「三橋、なんかあったんだな」と思っててください(笑)
最初の方のチャレンジの動画はまだ上げてないので、それを投稿することも検討しています。

 

オリンピックの正式種目にも決まりましたし、日本はクライミング強国ですからね!
試合を観戦するのも大好きで、竹内店長と「チケット取れましたよ!!」と報告しあっています(笑)
「岩と向き合う」という競技の形は、ものごとに黙々と堅実に取り組む日本人の気質にあっているんでしょうね。是非とも注目して観てみてくださいね!

 

工夫を凝らした売り場。近くにお寄りの際は、ぜひ太田店へ。

 

 


 
 

今後も、様々なスタッフに登場していただこうと思います。個性的なメンバーがいますので楽しみにしていてください。

以上、太田店三橋がお届けいたしました。