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【大宮店】『尾瀬』 ~尾瀬ヶ原・アヤメ平周遊~大宮店スタッフ登山記録(5/15)

2018/05/16

2018年5月15日(火)

『尾瀬』 に行ってきましたのでレポートします!

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今年は雪解けが早い地域が多いと聞きますが、果たして尾瀬はどうなのか?

5月中旬という、判断が難しい時期だからこそ、行ってみる価値がある!?

 

 

 

◆今回の登山ルート◆

[鳩待峠]START → [山ノ鼻] →  [尾瀬ヶ原] →[竜宮十字路] →(長沢新道)→ [富士見田代] →

[アヤメ平] → [横田代] → [鳩待峠]GOAL


鳩待峠から山ノ鼻経由で[尾瀬ヶ原]へ向かい、長沢新道経由で[アヤメ平]に行ってそのまま鳩待峠へ下る、時計回りの周遊コース。

尾瀬ヶ原アヤメ平の両方を満喫できるのがウリですが、両者を結ぶ[長沢新道]を歩く分(この時期は特に)難易度が上昇します。

標準コースタイムは7時間程度なので、無理をせず一泊して歩くのも良いですね。

 

ちなみに、反時計回り(先にアヤメ平→後に尾瀬ヶ原)パターンもあります。実際は反時計回りの方が多いかもしれませんね。

今回敢えて時計回りにしたのには理由があるのですが、それは長沢新道の写真のところで述べたいと思います。

 

 

 

鳩待峠へのアクセスについては、まずマイカー規制があることを念頭に置かなければいけません。

(参照したサイト→ https://www.oze-fnd.or.jp/ozb/b-as/tt/ )

この日はマイカー規制外ということで、マイカーで鳩待峠までやってきました(普通車1日:2,500円)

規制中は戸倉で駐車して、バスやタクシーで上がってくる形になります。

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※この写真は下山後に撮影したものです(早朝に撮影した写真は、暗すぎてボツに・・・・)

 

 

 

 

 

尾瀬ということもありますが、いつもより気合を入れて日の出前スタート!

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↑山ノ鼻へのコース入口。

 

 

 

山ノ鼻までは基本下りです。

スタート直後こそやや急ですが、木道が出てくると緩やかになるので難しくはないです。

下の写真のように一部で雪がまだ残ってましたが、どれも短い距離なのでそのまま歩いて通過できます※

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木道は、濡れてたり霜が降りたりすると非常に滑りやすいです。

この日も霜が降りていて、朝のうちは滑りそうになることもありました。

※登山靴や、滑りにくい靴底のローカットシューズを推奨します。

 

 

 

ある程度進むとテンマ沢湿原があり、水芭蕉(ミズバショウ)が咲いてました。

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「尾瀬ヶ原まで行かないとミズバショウは見られない?」って思っている方、実はもっと手前でも見られるんですよ~。

体力や装備に自信がない方で、尾瀬のミズバショウをご覧になりたい方は是非コチラもおススメします。

 

 

 

残雪が長引いた昨年と比べると、雪解けが早い今年は、ミズバショウの生育も早いようです。

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イイ感じに育ってくれています。

 

 

 

そのまま木道を進んでいくと[山ノ鼻]に到着します。

ここには山小屋やキャンプ場、公衆トイレなどが揃っていて、尾瀬ヶ原や至仏山への拠点となるところです。

ミズバショウの群生地である[研究自然園]にもここから立ち寄れますが、今回は割愛しました。

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※至仏山は植生保護のため、残雪期(6月末まで)の入山を禁止しています。

残雪状況により規制期間は変更される場合がありますので、必ず最新情報をチェックして下さい。

 

 

 

いよいよ尾瀬の核心部とも言うべき[尾瀬ヶ原]に入ります。

 

この時期の尾瀬ヶ原は、雪解け直後と言うことで「緑豊かな高層湿原!!・・・・・」とはいきません。

朝早いというのもありますが、人も少なく湿原全体に動きがなくてとても静かでした。

ちなみに、朝5時15分の時点で尾瀬ヶ原の気温は0度~2度くらいと結構寒かったです。

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池塘(ちとう)に燧ヶ岳が移る現象『逆さ燧』

丁度太陽が燧ヶ岳から出てきたタイミングだったので、なんだか神々しい感じになりました。

 

 

 

牛首分岐をそのまま直進して[下の大堀川橋]までやってきました。

ここ一帯はミズバショウの一大群生地として有名な場所です。

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木道から足を踏み外さないようご注意ください。

 

 

 

少し先に分岐があり、ミズバショウと至仏山の見事な構図で有名な、撮影スポットがあるのですが・・・・・・・・・

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至仏山が薄っすらガスってて、ちょっと残念な感じになってしまいました(笑)

まぁこういうこともあるってことで、寒いので潔く、待つのは諦めました。

 

 

 

しかし、今年はこの時期にミズバショウが見られて本当にラッキーでした。

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癒されますねぇ・・・・・・・・。

 

 

 

 

木道の本線に戻り、先に進むと「竜宮現象」を見られるポイントがあります。

「湿原を流れる川がいったん地下に吸い込まれ、別の場所から湧き出ている竜宮現象を見ることができます」

と山と高原地図のコースガイドで解説されています。

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↑ 竜宮現象入口(伏流点)

三方向から水が流れてきて渦を形成しています。

集まった水は地下を通り、木道の反対側約50m先にある、

 

 

↓竜宮現象出口(湧出点)から湧き出てきます。

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写真だと分かりづらいのですが、中央右辺りから水が湧き出していました。

雪解け後の、水が多い時期に見られる現象のようです。

 

 

 

そんなこんなしてるうちに、至仏山を覆っていたガスが晴れました。

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さっきの撮影ポイントで、粘れっていれば・・・・・・・・?

 

 

 

竜宮現象のポイントを過ぎると、分岐ポイントである[竜宮十字路]です。

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正面奥に薄っすら見えてる建物が竜宮小屋で、公衆トイレもあります。

 

 

日帰りで尾瀬ヶ原ハイキングに来られた方は、ここで折り返したり、

左折してヨッピ吊橋まで行ってから戻ったりするコースをとる場合が多いです。

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私は右折して長沢新道を通って[富士見峠(富士見田代)]を目指します。

 

 

 

その長沢新道ですが、直ぐに樹林帯になり状況が一変します。

足元は常に湿っていて、雪も残っています。岩にはコケが付いてたりして滑りやすい状況でした。

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尾瀬ヶ原の開放感からの、この樹林帯はまさに別世界。

足元濡れるのでロングスパッツを着用しましょう。

 

 

 

[長沢頭]手前では、夏道と雪道が混在する急坂がありました。

アイゼン付けるか迷いましたが、ここら辺はまだ夏道も多いものですから、付けずに慎重に登りました。

↓中途半端に階段が露出していたので、踏み抜かないように・・・・・・・。

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この[長沢新道]を下りで使うには、急坂での(踏み抜きや転倒による)リスクが高いと思っていたので、

登りで利用するようルートを計画して、靴底の硬いマウンテンブーツを選択しました。

 

軽登山靴(トレッキングシューズ)だと靴底が曲がるので、雪の斜面では滑って危険です(アイゼンも付けられない)

行ってみて、装備が不十分だと感じたら直ぐに引き返すようにしましょう。

 

 

 

[長沢頭]を越えると傾斜も緩やかになって、木道のある幅の広い樹林帯になります。

しかし、徐々に雪道の割合が増してきて[土場]手前からはほぼ雪道となりました。

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↑ベンチがある[土場]周辺も、ご覧の通り。

程よく締まった雪で緩やかな登りなので、トレーニングがてらそのままアイゼンを付けずに歩きました。

夏道よりも踏ん張らなくてはいけない分、脚への疲労も大きいですのでペース配分に注意です。

 

 

 

その後はひたすら同じような景色の雪道の樹林帯を進んでいきます。

夏道(木道)がほとんど隠れてしまっていますし、トレースも僅かなので、赤やピンクのテープを頼りに進んでいきます。

テープを探すため、何度か立ち止まって辺りを見回して横方向に移動することも。

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雪道の歩行に慣れていない方や、地図やコンパスをお持ちでない方は、気象条件が悪ければ遭難する危険があると感じました。

今後気温の上昇に伴って状況が変化するでしょうから、しっかり対応できる装備をお持ちください。

 

 

 

結構苦労しましたが、長沢新道を経て[富士見田代]に到着しました。

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ここからは[アヤメ平]へ向かいます。

 

 

 

アヤメ平へ向かう道は、木道にも雪が残ってたりもしますが、

このように↓見晴らしのいいポイントもあります。

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長い時間樹林帯にいたので、この開放感は格別です!

 

 

 

南側(片品村方面)が開けています。

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日光白根山も、薄っすら見えました。

 

 

 

一方で、雪は残ってるところにはしっかり残ってます。

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なだらかな雪道で、木道はアイゼン使えないため、その後もアイゼンは使いませんでした(念のため必ずアイゼンはお持ちください)

雪面の照り返しが凄いのでサングラスがあった方がいいです。

 

 

 

 

少し進むと高層湿原である[アヤメ平]です。

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アヤメ平は、過去の登山ブーム時の登山者の踏み荒らしにより、湿原が荒廃した歴史があるそうです。

今でも湿原の復元作業が行われています。

 

 

 

 

ここアヤメ平からの、周囲の景色も素晴らしいです!

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至仏山や巻機山

 

 

 

↓平ヶ岳方面(肝心の燧ヶ岳を撮り忘れる痛恨のミス)

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この日は快晴無風で、最高の天気でした!

 

 

 

[アヤメ平]を抜けて[中原山]を越えた先では、至仏山から笠ヶ岳への稜線がハッキリ見えました。RP1030447
良い眺めですね!

 

 

 

所々で、雪の残る樹林帯を挟みながらも木道を歩いて[横田代]に到着。

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大分気温が上がってきて、手元の温度計で16度を記録。

 

 

 

横田代からは、いよいよ鳩待峠へ戻るため樹林帯の中を下っていきますが、雪道でルートが非常に分かりづらいです。

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しばらくは雪道なので、こちらでもピンクや赤のテープを頼りにするのですが、

草木が道を遮っていたり、迂回を余儀なくされて結果テープを見失うこともありました。

 

このような状況ですので、鳩待峠~アヤメ平(富士見田代)を歩かれる場合は、登山靴は必須です。

ハイキング装備というより登山装備でお越しください。

 

 

 

[鳩待峠まで残り1.2kmの標柱]を通過すると、ようやく夏道(木道)が増えてきます。

こちらも一部の木道は滑りやすかったので、最後まで油断しないように歩きます。

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↑写真右は、鳩待峠からアヤメ平方面へ向かうルートの入口です。

鳩待山荘の裏側にありますので、薄暗い朝などは標識を見逃さないようにしましょう。

 

 

 

そして、スタート地点の[鳩待峠]へ出てきてGOALです!

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今回歩いた距離は約18kmとなりました。

(雪道のテープ探しで無駄に動いたりしたので、すんなり進めれば17kmくらいだと思います。)

 

 

 

以上5/15(火)の尾瀬レポートでした。

雪解けが早かったのが幸いして、いい状態の水芭蕉も見れましたし、なにより天気が良かったので景色も最高!

気持ちよく歩けました!

 

 

尾瀬ヶ原ハイキングコースの主要ルート上にはほとんど雪は残ってませんが、

一方でアヤメ平や長沢新道の樹林帯には、まだまだ雪が残っている状況です。

 

長沢新道の長沢頭~長沢橋の急坂は踏み抜きが怖かったですし、

雪道の樹林帯は、気象条件や装備が悪ければ遭難する危険もあると感じました。

 

 

今回紹介したところ以外にも、尾瀬には尾瀬沼だったり燧ヶ岳もありますし、登山ルートもそれこそ沢山考えられます。

共通して言えるのは、キチンと情報を収集して、登山計画を立てて、装備を万全にした上で山歩きを楽しむことです!

 

 

 

ご不明な点は、お気軽にスタッフまでお問合せ下さい!

ご来店お待ちしております!!

 

 

大宮店 會田

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